2013年04月15日
うりずんの節に

今年の冬は沖縄でも結構寒い日が多かったように思う
2、3日前からも寒い天気となっており、マスコミは「ワカリビーサ」と称している
例年ならばツツジが咲き誇る3月中旬には、南国の短い冬が終わり、「うりずんの季節」を迎える
うりずんとは、3月中旬から4月下旬に始まる梅雨時期までの一月間、いわゆる「沖縄の春」だ
ヤンバルの山の木々が鮮やかに芽吹き各地では海開きが行われる
うりずんの季節の一大イベントが旧3月3日の「浜下り」とシーミー(清明祭)だ
私の故郷・与那国島久部良では、浜下りの日は、午後から臨時休校となった
家族や仲間で浜へ出掛けて魚釣りや貝拾いをして過ごすのが楽しみだった
小4のその日は、隣の金城のオジーがサバニで新川鼻の立神岩付近に連れていってくれた
立神岩は景勝地だが、最近は海底遺跡が眠っているとして注目されるポイント
断崖絶壁が続く与那国島だが、その一帯だけはなだらかな岩が連なり、子供心ながら「変だな…」と思っていた!
本島では恩納村の万座毛へ出掛けている
崖を降りて行けば岩場では宝貝がわんさか獲れる
僕以外に崖を降りる人を見掛けたことがないので万座毛の海は一人占め状態だ
宝貝のお汁は磯の香り豊かで旨い
一方、シーミーは中国から伝わった風習で、4月の週末を中心に行われる
一族がお墓の掃除をして、重箱に積めた料理などを囲んで、亡くなったご先祖様と一緒に過ごす
週末ともなれば南部路へ、北部路へとシーミーをするための車が数珠繋ぎだ
「浜下りとシーミー」 実に素晴らしい沖縄の風習ではないか
日頃は疎遠でも、この行事には馳せ参じて一族の絆を確かめて明日の生きる糧とする
こんな素晴らしい風習がしっかりと根付いている地方は日本中でも沖縄だけかも知れない
しかし、今年のうりずんは雨が降ったり寒さが続く異例の季節だ
そのため、私の万座毛での貝拾いは延期となり、本日の初シーミーも雨のため、お墓へは行けず実家で過ごしている
合掌
Posted by takashi1 at 01:40│Comments(0)