沖縄の梅雨時を掘り下げと見ると
梅雨時とは言え、今日は一日中強い雨が降り続いた
沖縄の梅雨はザッと降って太陽が顔を覗かすのが特徴だが時々は強い雨が続く日もあるから注意したいね
大宜味村喜如嘉のオクラレルカの花は終わったが、本部町のノヘナアジサイ園はこれから青のジュウタンを敷きしめた風景が見頃となるのでお薦め
この梅雨時、沖縄では大人も傘を持ち歩く人は少ない ましてや学生さんはまず傘を差すお利口さんはいない
雨の日もそんなに冷たくないし、前述のように雨はパッと降ってサッと晴れるのが沖縄の梅雨だからね
さて明後日には沖縄は祖国復帰41年となる
「5.15」を挟んで様々な行事が執り行われる
特に今年は「4.28」を「主権回復の日」と定めて政府主催の式典が開かれたことに沖縄県民が反発した
それらを受けて、今年の「5.15平和行進→県民大会」と「6.23慰霊の日関連行事」は盛り上がるだろう
41年前の「5.15」は大雨となった マスコミは「県民の涙雨」と称したが、高2の僕も降り続く雨の中、妙に感傷的になっており、日記帳を広げていた
また、1996年の「5.15」も大雨のアニバーサリーだった
前年に起きた米兵による少女暴行事件で県民の怒りは沸点に達して、「10.14県民大会」には8万5千人の県民が集結した
その反基地闘争の集大成として行われたのが、約3万人の人間の鎖で完逐させた嘉手納基地包囲行動だった
嘉手納町、北谷町、沖縄市にまたがる18.7キロの極東最大の米軍基地を人間の鎖で包囲した事実は後世に語り継がれるだろう
例年、沖縄の梅雨は「4.28」で始まり、「6.23」で終わる
何やら刹那的な思いを抱いてしまうが、野山にはイジュと月桃が真っ白な花をつける
花を愛でながら浮き世を客観的に考えるのも僕らの責任かも知れない